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クリエイティブな意匠

 特許業務法人 IPX 代表弁理士CEOの押谷 昌宗(オシタニ マサムネ)です。

 当所IPXは、ICT・ソフトウェア分野と、外国出願に強い特許事務所です。また、出願未経験のベンチャー企業の皆様にも親しみやすいように、最新のITツール(slack, messenger, zoom, 各種クラウド等)を駆使した顧問契約等も提供しております。設立当所からの事務所ポリシーは、このブログのタイトルにも使われている「爆速」! 3つのメソッドをベースとして、「品質」と「スピード」を徹底的に両立いたします。

寺岡精工社が、「ペットボトルを圧縮したリサイクル材」について意匠権を取得しました。
ペットボトルの意匠は多くありますが、ペットボトルを圧縮した「リサイクル材」の意匠は初だそうです。

image_2019_8_9.png

【意匠に係る物品の説明】
本物品は、使用済みのペットボトルをリサイクルするために空容器を減容する容器減容装置により加工したポリエチレンテレフタラートリサイクル材である。押しつぶされた使用済みのペットボトルの胴部にスリット状の切断部を形成することで切断部分が噛合状態となり、減容後の容積が小さい減容状態を維持し続けることができる。


このスリット(上の図で赤い線)だけ、つまり、リサイクル材の一部のみについての「部分意匠」として登録されています。
ただし、すんなりと登録とはならず、拒絶査定不服審判までいっているみたいですね。

争点は、「製品として独立して取引されるか否か?」
これに対し、環境省による調査「平成25年度廃ペットボトルの効率的な回収モデル構築検討支援業務報告書」を根拠に取引性を主張するとともに、
使用済みペットボトルがリサイクル材として加工されたものであることから、独立して取引の対象になっているということができると主張して、使用済みペットボトルを回収し加工した小売店からリサイクラー会社に対して発行した請求書の写しを証拠として提出したみたいです。

これにより、晴れて登録となりました。

この意匠権のおかげで、これと見た目が似たようなリサイクル材を作る機械に対しても、間接的に権利行使し得ることが素晴らしいと感じました。

こんなクリエイティブな提案をしていかねば!と感じたニュースでした。
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プロフィール

MASAMUNE OSHITANI

Author:MASAMUNE OSHITANI
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 特許業務法人 IPXの代表弁理士CEOの押谷 昌宗(オシタニ マサムネ)です。

【略歴】
 生粋の知財キャリア出身です。大学院修士課程在学中に弁理士試験に合格。大手外資系メーカー知財部に新卒で入社。企業での経験を積んだ後、外国に強みのあるブティック事務所へ転職(アソシエイト弁理士)し、事務所弁理士としての修行に専念。
 2018年4月に共同代表の奥村(元研究職出身の弁理士)とともに特許業務法人 IPXを設立し、代表弁理士CEOに就任。

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