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商標登録の迅速化 ~ファストトラック審査の導入~

 特許業務法人 IPX 代表弁理士CEOの押谷 昌宗(オシタニ マサムネ)です。

 当所IPXは、ICT・ソフトウェア分野と、外国出願に強い特許事務所です。また、出願未経験のベンチャー企業の皆様にも親しみやすいように、最新のITツール(slack, messenger, zoom, 各種クラウド等)を駆使した顧問契約等も提供しております。設立当所からの事務所ポリシーは、このブログのタイトルにも使われている「爆速」! 3つのメソッドをベースとして、「品質」と「スピード」を徹底的に両立いたします。

1. ファストトラック審査について
商標審査に「ファストトラック審査」を導入することが特許庁より発表されました。
「ファストトラック審査」とは、条件を満たした商標登録出願について、通常出願より約2か月早く最初の審査結果通知を行う審査運用です。


2. 対象
次の(1)及び(2)の両方の要件を満たす場合に対象になります。

(1)出願時に、「類似商品・役務審査基準」、「商標法施行規則」又は「商品・サービス国際分類表(ニース分類)」に掲載の商品・役務(以下、「基準等表示」)のみを指定している商標登録出願
(2)審査着手時までに指定商品・指定役務の補正を行っていない商標登録出願

※新しいタイプの商標に係る出願及び国際商標登録出願(マドプロ出願)は除きます。
※特許情報プラットフォーム(J-PlatPat)で公表している「審査において採用された商品・役務名」等、「基準等表示」以外の商品・役務が指定されている場合は対象になりません。
※平成30年10月1日以降に出願された案件が対象になります。

3. 審査期間
「ファストトラック審査」により、商標の審査期間は、以下のようになるそうです。

・通常の審査      :約8ヶ月
・ファストトラック審査 :約6ヶ月
・早期審査       :約1.8ヶ月

ファストトラック

(引用:特許庁HP) http://www.jpo.go.jp/torikumi/t_torikumi/fast/shohyo_fast_donyu.htm


早期審査は別途申請書を提出して申請する必要がありますが、「ファストトラック審査」は要件を満たしていれば自動的に通常審査よりも2か月程度審査が早くなるそうです。


4. 感想
条件(1)を満たすのは、結構ハードルが高そうな印象です。
最近は製品/サービスの多様化により、「基準等表示」をもとに色々と工夫して指定商品/役務を指定することがほとんどかと思います。
そうすると、「ファストトラック審査」の対象となるのは、「基準等表示」に掲載されているような、成熟した産業分野ぐらいしか思いつきません。
このため、当所のお客様のほとんどは、「ファストトラック審査」の恩恵を受けることは難しそうです・・・

また、現段階ではあくまで「試行」ですので、本格導入については運用状況等を検証した上で検討されるそうです。
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プロフィール

MASAMUNE OSHITANI

Author:MASAMUNE OSHITANI
 特許業務法人 IPXの代表弁理士CEOの押谷 昌宗(オシタニ マサムネ)です。

【略歴】
 生粋の知財キャリア出身です。大学院修士課程在学中に弁理士試験に合格。大手外資系メーカー知財部に新卒で入社。企業での経験を積んだ後、外国に強みのあるブティック事務所へ転職(アソシエイト弁理士)し、事務所弁理士としての修行に専念。
 2018年4月に共同代表の奥村(元研究職出身の弁理士)とともに特許業務法人 IPXを設立し、代表弁理士CEOに就任。

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